私だマルチェロだ。

今日は彼等に…奴を追い出す口実に使った旅人らに遇った。
奴とはもう二度と遇いたくないと思っていたのに、なんということだ。
私は奴の顔を見る度に、世の中の不平等たるものをひしひしと感じずにはいられない。
ああ、これでも僅かながら同じ血が流れているのだから腹立たしい事この上ない。



更に腹立たしい事に、何故奴だけ美を持って生まれたのか。
同じ血が流れているというのに、何故奴だけ美しいのだ。


そうか、解ったぞ。
血の良き部分は貴様に、悪し部分は私に継がれてる、というわけだな。
どこまでも卑劣な。貴様の父親のしそうな事だ。




まだあるぞ。
私にはあるが、貴様にはない。
そう、このＭ字ハゲがな！！
貴様には解せぬだろう、この想い！
よりにもよってＭ字！Ｍ字だぞ！？
年月を経て現れるならまだしも
これは私が幼き頃より存在したのだ。年のせいではない。
幼少時代より悩み続けた、私のこの苦しみが貴様如きに解ってたまるか！
どこまで私を苦しめれば気が済むのか。全く以て忌ま忌ましい下衆の血だ。





憎き弟よ、聞くがいい。
私は負けぬ。
この先何が起きようと、決して膝などつかぬ。
貴様は一生私には敵わぬのだ。



例え貴様に美人で可愛くてスタイルの良い女がいようとな！


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拍手用にUPしていたもの。ククール→ゼシカ←マルチェロな関係希望（笑）